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| 登山クラブ |
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昭和30年後半から40年前半の時代は第一登山ブームで、
徳島新聞のお便り欄などに「登山クラブの会員募集」の記事や「剣山登山の参加者募集」の記事を掲載すれば、すぐに満員になる盛況ぶりだった。 僕の所属するクラブも例外でなく、一度に10人単位で入会していた。 上層部では、新人の育成に頭を痛めていた。 あまりにも新人が多いので、ある程度集まると高越山に荷物を持たせてどんどん登らせて篩いにかけ、残った者を育てるという方法をとっていた。 また、精鋭的な登山クラブでは女性を入会させないクラブや、反対に男性禁制のクラブ、職場クラブなどたくさんのクラブができあがっていた。 |
| キツかった冬山研修 |
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僕も新人時代は、結構つらいこともあった。 ある年末年始の剣山冬山研修のときであった。先輩たちは年末30日から仕事が休みで、頂上の測候所で泊まるということで、 後発の2名(SE氏と僕)は、ミード型の冬テンを一式(ポールの径2.5cmもあり、ハンプ約30kg)と 6人分の3日間の食糧と燃料(灯油)を担いで行くことになった。超特大のキスリングに入りかねる荷物・・・。 僕の荷物は、テント本体とポール、コンロ、灯油5リットル、食糧(生もの)、 それに個人の装備をあわせて約50kg××それと手提げ1個・・・。 元旦の午前2時過ぎまで仕事をし、朝1番の列車で貞光まで・・・。 貞光から徳バスに乗り一宇村の剣橋で下車、車中ひこずりながらやっとの思いで運んできた荷物!! |
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ストレッチをすませ担ぎ上げようとするが、いつも通りにいかない。
膝の上に乗せ、担ぎ立ち上がった。頭皮が首筋までそぎ落ちそうなくらい後ろに引っ張られ、腕と言わず全身の血管という血管が浮き上がる。
朝から雪が降り続いている寒空の中だというのに、玉のような汗が噴きだす。 ピッケルでバランスをとりながら、橋を渡り「つずろ堂」に向かう。 連続して30分もたない・・・つずろ堂からの急登・・・歯を食いしばってただひたすら登る・・ 夫婦池に着いて大休止・・・当時の積雪は角の民宿の小屋根まで積もるのが普通であった。 大休止したのが間違いのもとだった・・・体を冷やしすぎ、出発直後から太ももあたりから痙攣がはじまった。 だましだまし登るが、一向にはかどらない。 丸笹山を廻り込み、午後2時過ぎに”見ノ越”に着いたときには、両足が交互に痙攣していて、 深々と降る雪の中、社務所までの階段上りに10分くらいかかった。 社務所に着いて大休止(30分)・・・温かいお茶や飴湯をごちそうになり、痙攣もおさまったので、 頂上を目指し登りかけると、上の方からワイワイ言いながら4人が下ってきた。上で待っているはずの先輩たちである。 「頂上は吹雪で、天候も回復しそうもないので、テント張るのもなんだから???下ってきた。」 しんどい思いをしてここまで頑張ったのは、なんだったのだろう!!!!!! この正月は、見ノ越往復で終わってしまった。 帰りは、もっと重くなったキスリングを担ぎながら、 心の中で「クソッ!!!早く実力をつけて一人でも来れるようになるぞ!!」と誓いをたてた年でもあった。 |
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