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今回は、完全個人山行
レポート&写真とも / カルチャー生の川崎さん
お疲れさまでした。 ご協力ありがとうございました。
■日程: 8月9日(日)〜13日(木)
■レポート
早いもので、カルチャースクールに入校して約5ヶ月、月3回の講義で多くのことを教えていただきました。
初めの頃は、ついて行くのが精一杯で、他のことを考える余裕はありませんでしたが、回を重ねるにつれてだんだん色々な事を
考えられるようになり、少し余裕もでて、そして今回盆休みは日数も多く取れるので、目標でもあったテント泊による山行で北アルプス
入門(夏山)とも言われ、登山道、山小屋とも整備されている白馬岳に2人(ご夫婦)で行くことにしました。
しかし、入門とはいえ、3000m級の山、険しく厳しい山です。
当初の計画では・・・・・
9日 栂池→栂池自然園→白馬大池(泊)
10日 白馬大池→小蓮華山→白馬岳山頂→白馬岳テント場(泊)
11日 白馬岳テント場→杓子岳→鑓ヶ岳→旭岳→白馬岳テント場(泊)
12日 白馬岳テント場→白馬岳→雪倉岳→朝日岳テント場(泊)
13日 朝日岳テント場→朝日岳→蓮華温泉テント場(泊)
14日 蓮華温泉テント場→(バス)栂池
5泊6日の日程でスタートしました。
出発前の天気予報では、6日間だいたい晴れのち曇りの予報でしたが、6日頃台風が接近。
その影響で天気が不安定になり、天気図とのにらめっこが始まりました。
前日8日に白馬に前泊しましたが、夜はもの凄いカミナリと雨でした。
9日は曇り時々雨.....。
日程では栂池から白馬大池までの約5時間のゆったり行程ですが、なにぶん天候が不安定なので、とりあえず白馬大池まで行くことにし、
後のことは現地で考えることにしました。
ザックの重さは23キロ。 6日分の食料、燃料などが思いのほか重く、20キロ以内にすることができませんでした。
初めての重さで、背負うこともままなりません。
スクールで教えていただいた通りにゆっくりゆっくり一定のペースを守りながら、一歩一歩進んでゆきます。
AM10:20栂池自然園スタート→AM12:05天狗原→PM1:50乗鞍岳→PM3:00白馬大池着

霧が晴れると目前に大池があり、ビックリ! 受付を済ませると、テントを設営(テントは30張ぐらい)、後はのんびり過ごしました。
山岳テント泊は初めてなのですが、2人用テントは、2人はいるといっぱいで、荷物の置き場も無いほどです。
夜になると風雨が強くなり、だんだん横なぐりとなり、外にでるのもままならないようになりました。
朝が来てもおさまらず、小蓮華山経由白馬岳へは稜線歩きとなるため、行動を取りやめ、10日は天気待ちのテント内待機。
1日中狭いテントの中で食事をしたり、寝たりして過ごしましたが、慣れてくると結構快適に過ごせました。

この時台風がもう一つ発生し、太平洋側を通過していたのでした。
小屋、テント泊していた人達ほとんどは下山して、テントも4張になっていました。
11日は天気も少し回復し、曇りのち雨なので白馬岳に向け出発。

稜線から見える景色を楽しみにしていたのですけど、ほんの少ししか見ることができませんでした。
AM6:35出発→AM8:40小蓮華山→AM9:25三国境→AM10:30白馬岳山頂→PM12:30白馬岳テント場
テント設営後、のんびりしていると、天候が回復、霧も晴れてきて太陽も出てきたので白馬岳へ登り返し、朝歩いてきた
白馬大池→小蓮華山→白馬岳への稜線も見え、360度の展望を楽しみました。
この時、初めてブロッケン現象を見ることができ、とてもラッキーでした。

夜、雲は無くなり月が出て明るい夜でしたが、風が強く吹いており2900mの山の上では気温も低く、とても寒い夜でした。
天気待ちで大池に一泊多く宿泊しているため、12日には朝日岳テント場に行く予定でしたが、天気が安定しておらず8〜9時間の
稜線歩きとなる行程...、次の日の蓮華温泉へも8〜9時間の行程のため、
行動時間の短い杓子岳→鑓ヶ岳→鑓温泉(泊)→猿倉に変更し、朝AM7:05分出発。

風は強いものの晴天で、360度の展望、北アルプスのほとんどの山を見ることができました。
アップダウンを繰り返しながら、AM9:17杓子岳→AM10:56鑓ヶ岳→AM11:23鑓温泉分岐。
昼前から立山方向から雨雲が接近してきて風もとても強くなり、またもや天気は下り坂の様子。

鑓温泉分岐からの下りのお花畑では、たくさんのコマクサが咲いており、また高山植物も夏→秋の花に変わりつつあり、
たくさん見ることができました。
順調に下り、PM2:05鑓温泉小屋到着。
テント設営後、山々を眺めながらコーヒータイム。 その後、源泉かけ流し、湯量タップリの温泉。 4日ぶりの入浴でした。

ここのテント場は露天風呂の下にあり、上では入浴、下ではキャンプ、前面には雄大な景色という非日常的な雰囲気で不思議な感じの空間でした。
翌日は雨と霧。 AM7:00猿倉小屋に向け出発。
すぐに雪渓が現れ、雪渓の中央ぐらいで動けなくなっている人がいて20分ぐらい待ちました。
安全のため、軽アイゼンを装着。 アイゼンとストックがあればほとんど問題ないのですが、雪渓の下流の所を見てビックリ!!
スパッと雪が切れ、沢が出て水が轟音をたてて流れて雪面との落差は3〜5mくらいあるように見えました。
滑って落ちれば止めるすべもなく、ただごとではすまない状況です。
下るにつれ、色々な場面・・・・・。
雪渓、ザレた斜面、沢と化した登山道、崩壊した谷、遠くに見える山肌に刻まれた登山道、そこを行く人々、雨に濡れた森、木々、霧・・・、
なんともいえない雰囲気、今までほとんど体験したことが無い状況で、テンションが上がり、雨の山行を楽しむことができました。(私だけ)

PM12:05猿倉着、PM12:30発バス→白馬駅→栂池と無事帰ることができました。
(心配していた雷には一度もあうことがなくとてもラッキーでした)
テント場では、2組のご夫婦の方と知り合うことができ、色々お話を伺うことができました。
皆さん、テント泊山行が数十年と長く色々な所へ行かれているとのことでした。
しかし肩をはったところがなく、とても自然体で山自体(自然)を楽しんでいる様子で、穏やかな方々でした。
そして、手際の良さにはビックリ。 私達もいずれはああなりたいものだ.....と思いました。
今回の山行で白馬岳周辺の高山植物の多さにはびっくりし、今度は花のシーズンの時に訪れたいと思います。
色々な場面でマスターに教えていただいたことを思い出しながら歩くことができ、不安のない山行ができました。
テント、寝袋、食料など、重たい荷物を背負っての山行は山小屋を利用するのとはまた違う楽しさのあるのもでした。
日程、装備、体力、技術、天候など色々考えることがあり、これからの課題にしながら自分達の身の丈に合った山行をしていこうと思います。
マスター、これからもよろしくお願い致します。